「何度言ってもミスを繰り返す」「注意しても行動が変わらない」…あなたにも、そんな経験はありませんか?
もしかしたら、それは発達障害のADHD(注意欠如・多動性障害)が原因かもしれません。
ADHDは、子どもの頃に診断されることが多いですが、大人になってから診断されるケースも少なくありません。
本記事では、ADHDの特徴や、ADHDの人が職場で誤解されやすいポイント、そして具体的な対処法について、ADHD当事者の方、そしてADHDの方と関わる方に向けて詳しく解説していきます。
私の体験談
社会人になって職場の業務や人間関係などで行き詰まり、精神科を受診して初めて発達障害と診断されてしまいました。
日々自分でも何とかしようと思ってはいるものの、気がつくと一日が終わっているという感じでした。
結果として自信が喪失し、うつ病になってしまったことがあります。
- シバッタマン
- 精神障害者保健福祉手帳 保持者
- npo法人発達障がい者を支援する会(チームシャイニー)
- 退職代行で40歳で会社を退職し就労移行支援へ
- 氏名:柴田義彦
- 退職代行&就労移行支援、ITの執筆
- 妻と6歳の子供がいて住宅ローン・教育費に必死
- うつ病で休職経験多数
- 経歴・連絡先情報はプロフィールに表示
「何度言われても治らない」大人はなぜ?ADHDの症状と原因
障害だから何度も注意されても治らないとは何が原因
過集中は、注意欠如・多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)に多いと言われています。
過集中とは、その活動やものに集中したり、没頭したりすることで、「約束を忘れてしまう」「疲れ切ってしまうまで続けてしまう」など、何かしらの困りが生じる状態を示すことばで、症状の名称ではありません。
病気や障害は、注意力や集中力、学習能力などに障害があるため、指摘されてもすぐに改善することができません。
私の体験談
何度言っても治らないですよね。私の場合は過集中のために、物事に集中してしまいます。気が付いたら本来やらないといけないことを忘れている、何度言われても今現在頑張っているものに集中してしまう傾向があるようです。
発達障害者は相手が苦手なことを任せても失敗を生むだけです。発達障害だからと言って、全く何もできないわけではありません。
発達障害者は何かしら得意な事柄はあります。
できないことと同じように、できることも把握・理解した上で、最適な業務を振り分けてみると組織運営にも支障が出ないと思います。
なぜ「何度言っても治らない」のか?ADHDの特徴を理解する
ADHDには、主に「注意欠陥」「多動性」「衝動性」の3つの特徴があります。
これらの特性が複雑に絡み合い、「何度注意しても同じミスを繰り返してしまう」「指示通りに動けない」といった状況に陥りやすく、周囲からは「やる気がない」「努力が足りない」と誤解されてしまうことも少なくありません。
しかし、ADHDは決して怠けているわけでも、やる気がないわけでもありません。「脳の機能の違い」によって、注意、行動、感情のコントロールに困難が生じている状態なのです。ADHDの特性を正しく理解することが、問題解決への第一歩となります。
1-1 ADHDの特徴:注意欠陥(不注意)
会議や講習など、長時間集中力を維持しなければならない場面で、集中力が途切れてしまうことはありませんか?気が散りやすいため、重要な情報を見逃してしまうこともあるかもしれません。
集中力を持続することが難しいと、1つの作業に集中することも困難になります。他のことに気を取られやすいため、ミスが増えたり、作業効率が低下したりする可能性があります。
複数のタスクを同時進行する際、優先順位を付けるのが苦手だと感じることはありませんか?物事を順序立てて行うのが難しい場合、締め切りに間に合わなかったり、重要なタスクを見落としてしまったりするリスクがあります。
また、忘れ物が多い、時間にルーズといった悩みを抱えている方もいるかもしれません。約束や締め切りを忘れてしまったり、時間管理が苦手だったりすると、周囲に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
これらの悩みは、集中力や注意力の低下、時間管理能力の不足、物事を記憶しておくことが苦手なことが原因として考えられます。しかし、これらの課題は、適切な対策を講じることで改善できる可能性があります。
1-2 ADHDの特徴:多動性
会議や待ち時間など、じっと座っていることが求められる状況で、そわそわしたり、貧乏ゆすりをしたりしていませんか?落ち着きがないと感じ、周囲からどのように見られているか気になることもあるかもしれません。
常に体を動かしていないと落ち着かないため、周囲からは落ち着きがない、せっかちといった印象を与えてしまう可能性があります。
会話中に相手の話を遮ってしまったり、順番を待てずに発言してしまったりすることもあるのではないでしょうか?このような衝動的な行動は、気持ちを抑えきれずに、思いついたままに行動に移してしまうことが原因として考えられます。
これらの行動は、周囲とのコミュニケーションに影響を与え、人間関係に支障をきたす可能性もあります。
1-3 ADHDの特徴:衝動性
後先を考えずに衝動的に行動してしまうことはありませんか?欲しいと思ったものを衝動買いしてしまったり、カッとなって喧嘩をしてしまったりと、後で後悔するような結果を招くこともあるかもしれません。
自分の感情をコントロールするのが苦手だと感じることはありませんか?些細なことで怒りや悲しみがこみ上げてきたり、感情の起伏が激しかったりすると、周囲の人を困惑させてしまうこともあるかもしれません。
このような衝動性や感情のコントロールの難しさは、人間関係や日常生活に影響を及ぼし、自分自身を苦しめる可能性があります。
【何回言っても治らない人の大人?】何度言われても直せない人の行動は?
ADHDの特性は、職場の様々な場面で影響を及ぼし、誤解を生みやすい状況を生み出してしまいます。
具体的に、どのようなケースが考えられるでしょうか?
① ケアレスミスが多い
数字の入力ミスやチェック項目の見落としなど、ケアレスミスは誰にでも経験があるのではないでしょうか。
うっかりミスをしてしまうと、後になって「どうしてこんなミスをしてしまったんだろう」と後悔することもあります。
ケアレスミスは、集中力の低下や注意散漫、疲労などが原因で起こりやすくなります。特に、時間に追われていたり、ストレスを感じていたりすると、注意力が散漫になり、ミスを犯しやすくなってしまいます。
例えば、急いで数字を入力する際に、1桁間違えて入力してしまうことがあります。また、確認作業を怠ったり、チェック項目を見落としたりすることで、思わぬミスにつながることもあります。
ケアレスミスは、日常生活だけでなく、仕事においても深刻な問題を引き起こす可能性があります。例えば、経理処理で数字を間違えれば、会社の損失につながる可能性もありますし、重要な書類のチェックミスは、取引先とのトラブルに発展することもあります。
ケアレスミスを防ぐためには、まず自分のミスしやすい状況やパターンを把握することが大切です。そして、ミスを犯しやすい状況を避ける、確認作業を徹底する、ダブルチェック体制を導入するなど、具体的な対策を講じることが重要です。
② 報連相(報告・連絡・相談)がうまくできない
報告や連絡をうっかり忘れてしまったり、相談するタイミングを逃してしまったりする経験はありませんか?
このような悩みは、ADHDの特性である「ワーキングメモリ」の弱さが関係している可能性があります。ワーキングメモリとは、情報を一時的に記憶し、処理する脳の機能のことです。
ADHDの人は、このワーキングメモリの働きが弱いため、情報を一時的に保持することが難しくなります。例えば、上司から頼まれた仕事を覚えていられなかったり、会議中に話された内容を忘れてしまったりすることがあります。
ワーキングメモリの弱さは、報告や連絡の忘れにもつながります。頼まれたことを覚えていられなかったり、報告するべき内容を忘れてしまったりするため、周囲とのコミュニケーションに支障をきたす可能性があります。
また、相談するタイミングを逃してしまうのも、ワーキングメモリの弱さが影響していると考えられます。相談内容を覚えていられなかったり、適切なタイミングで思い出せなかったりするため、問題が深刻化する前に相談することが難しくなります。
しかし、ワーキングメモリの弱さは、工夫次第で改善できる可能性があります。メモを取ることや、リマインダーを設定することなど、情報を外部に記録しておくことで、忘れ物を減らすことができます。
また、相談する内容を事前に整理しておいたり、相談しやすい雰囲気を作ってもらうように周囲に頼んだりすることも有効です。
② 報連相(報告・連絡・相談)がうまくできない
時間管理が苦手で、遅刻をしてしまったり、締め切りを守れなかったりすることはありませんか?
このような悩みは、ADHDの特性の一つである「時間の見積もり」の難しさが原因となっている可能性があります。
ADHDの人は、作業時間や移動時間を正確に見積もることが苦手です。例えば、「この仕事は30分で終わるだろう」と思っていても、実際には1時間以上かかってしまうことがあります。また、移動時間を短く見積もりすぎて、待ち合わせに遅刻してしまうこともあります。
時間の見積もりが難しいと、時間に余裕を持って行動することが難しくなります。そのため、遅刻や締め切りの遅延を繰り返してしまうのです。
時間管理が苦手なことは、仕事やプライベートに大きな影響を与えます。遅刻を繰り返すと、信頼を失ったり、評価を下げてしまったりする可能性もあります。締め切りを守れないと、プロジェクトの進行に支障をきたしたり、周囲に迷惑をかけてしまったりすることもあります。
しかし、時間の見積もりの難しさは、ADHDの特性の一つであり、改善が難しいと感じるかもしれません。ですが、工夫次第で時間管理を改善することは可能です。
例えば、タイマーを活用したり、スケジュール管理アプリを利用したりすることで、時間の見積もりをサポートすることができます。また、余裕を持ったスケジュールを立てる、タスクを細分化するなども有効な対策です。
4 人間関係でトラブルを起こしやすい
場の空気が読めず、場違いな発言をしてしまったり、相手の気持ちを考えずに言葉を発してしまったりした経験はありませんか?
このような衝動的な言動は、周囲との間に誤解や摩擦を生み、トラブルに発展してしまう可能性があります。
例えば、会議中に思いついたことをすぐに口にしてしまい、場の雰囲気を壊してしまうかもしれません。あるいは、友人との会話で不用意な発言をしてしまい、相手を傷つけてしまうこともあるでしょう。
衝動的な言動は、自分自身だけでなく、周囲の人々にも悪影響を及ぼす可能性があります。人間関係の悪化や、信頼の喪失につながることもあるでしょう。
このような衝動的な言動を防ぐためには、まず自分の言動を客観的に見つめ直すことが大切です。自分がどのような状況で衝動的な言動をしてしまうのか、その原因は何なのかを把握することで、具体的な対策を立てることができます。
例えば、発言する前に一呼吸置く、相手の気持ちを考えてから話す、といったことを意識することで、衝動的な言動を抑制することができます。
何回言っても治らない人の大人障害の対処方法は?
①自己理解を深める
ADHDの特性を理解し、対策を講じる第一歩は、自分自身を客観的に見つめ直すことです。
過去の経験を振り返り、「どんな時にミスをしやすいか」「どんな環境だと集中できるか」など、具体的な状況を書き出してみましょう。例えば、「締め切り間際になると焦ってしまい、ミスが増える」「静かな場所では集中できるが、騒がしい場所では気が散ってしまう」といった傾向が見えてくるかもしれません。セルフチェックリストを活用することも有効です。ADHDのセルフチェックリストは、インターネット上で簡単に見つけることができます。
チェック項目に答えることで、ADHDの可能性を客観的に判断する助けになります。自己判断だけでなく、専門機関に相談することも検討しましょう。
医療機関やカウンセリング機関で専門家の意見を聞くことで、自分自身の特性についてより深く理解することができます。
専門家による診断やアドバイスは、ADHDとの向き合い方や、具体的な対策方法を見つける上で貴重な情報源となります。
②自分に合った環境を作る
集中力を高め、ケアレスミスを防ぐためには、まず集中しやすい環境作りが大切です。
デスク周りの整理整頓や、ノイズキャンセリングイヤホンの使用など、視覚的・聴覚的な刺激を減らす工夫を取り入れてみましょう。
また、集中しやすい時間帯を把握することも重要です。
一般的に、午前中は脳が活性化しており、集中力が高まりやすいと言われています。重要な作業は、集中しやすい時間帯に行うようにスケジュールを調整してみましょう。
仕事の進め方を見直すことも効果的です。To Doリストを活用し、タスクを細分化して優先順位を明確にすることで、作業効率を高めることができます。
To Doリストは、作業の進捗状況を視覚的に把握できるため、モチベーション維持にもつながります。
さらに、タスクを完了するごとにチェックを入れることで、達成感を得ることができ、次のタスクへの意欲も高まります。
③周囲に伝える
ADHDの特性を理解し、対策を講じても、一人で抱え込むには限界があるかもしれません。
そんな時は、信頼できる上司や同僚に相談してみましょう。自分の特性や困りごとを打ち明けることで、周囲の理解とサポートを得やすくなるだけでなく、自分自身もより働きやすくなるはずです。
相談する際は、誤解を防ぐために伝え方を工夫することも大切です。
例えば、「集中力が続かない特性があり、ミスをしてしまうことがあります。対策として、タスクを細分化したり、休憩をこまめに取ったりしています」といったように、具体的な対策と合わせて伝えることで、相手に理解してもらいやすくなります。
また、「報告・連絡・相談が遅れてしまうことがあるので、リマインダーを活用しています。ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけると幸いです」のように、自分の課題を率直に伝え、改善に向けた努力をアピールすることも重要です。
周囲に理解してもらうことで、ADHDの特性に配慮したサポート体制を築くことができるかもしれません。
例えば、集中しやすい環境を提供してもらったり、報連相のタイミングについて柔軟に対応してもらったりすることで、よりスムーズに仕事を進めることができるでしょう。
【何回言っても治らない人の大人?】サポートが必要!
①何度も注意されても治らないのは障害なので直ることは難しい
こちらは会社の上司にお伝えしたいのですが、相手ができないことを理解しているにもかかわらず、無理をして苦手な仕事を任せて、結果的にさらに大きなトラブルや被害を招いたとしたらどうしますか。
発達障害者の症状は、基本的には持って生まれた特性なので治ることはありません。
そのため、頭ごなしに叱っても効果はまったくない。視力が弱い人に「よく見ろ!」と怒鳴るようなもので、努力ではどうにもならないどころか、やる気がなくなり逆効果になります。
会社にとっても、あなたにとっても損でしかありませんよね。仕事の進捗状況やスケジュールを管理してあげるのも効果的だです。
苦手な部分は周囲が補い、長所を伸ばしたほうが、職場全体としてもうまくいくのではないだろうか
会社員であれば、チームで仕事をしているという意識をもっと持てたらいいですね。一人の人が、完璧な存在になる必要なんて、正直ないんですよ。
皆それぞれ得意不得意があるんだから、得意なことにとことん取り組んで成果を挙げられるチームをつくったらいい。お互い、苦手分野を補い合うような関係を気付いていくことが
②指示は文書で伝える
文書やメールなどの文字情報で指示を伝えることによって、口頭での指示に比べて理解しやすさが向上します。
さらに、後で確認する際にも参照しやすくなるという利点があります。先ほどのテキストを長くするために、以下のように書き換えます。
文書やメールなどの文字情報によって指示を伝達することは、口頭での指示よりもはるかに効果的です。なぜなら、テキストを通じて情報を伝えることで、受け手はより明確に理解することができるからです。
さらに、受け手は後で内容を確認する際にも、文字情報を参照することができます。これは、特に複雑な指示や長期的なプロジェクト管理において非常に役立ちます。
③締め切り前に声をかける
締め切りが近づく前に進捗確認やリマインドを行うことで、タスクの遅れを防ぎ、発達障害のある人がスケジュール管理に苦労しないようサポートできます。
この方法を用いると、予定を適切に管理することができ、重要な締め切りを逃すことなく、作業を適切に進めることが可能となります。
また、進捗確認やリマインダーを通じて、周囲の人々に仕事の進行状況を示すことができるため、チーム全体の調整や協力が円滑に行われるでしょう。
負担を減らし、成功に向けて進むことができるでしょう。
結果として、一人ひとりが適切にサポートされ、タスクの遅れを防ぎながら、プロジェクト全体を効果的に管理することができます。
④一度に頼むことを絞る
タスクを1つずつ順番に指示することによって、発達障害のある個人は全体像を容易に理解することができ、さらにタスクの優先順位を簡単に付けることができるようになります。
この方法により、彼らはより効果的にタスクをこなすことができ、生産性を向上させることができます。
また、指示が明確で順序立てられているため、混乱を最小限に抑えることもできます。
タスクを1つずつ指示する方法は、発達障害のある人々にとって非常に有益であり、彼らの能力やポテンシャルを最大限に引き出すのに役立つ手段です。
⑤指示は明確に伝える
発達障害のある人に対しては、簡潔で明確な言葉を用いて具体的な行動や目標を示し、順序や手順をはっきりさせることが大切です。
抽象的な指示は理解しにくいため、具体的な指示を伝えることで、彼らがタスクを達成しやすくなります
⑥環境の刺激に配慮する
発達障害のある人にとって、環境の刺激への配慮は大切です。環境の刺激が強すぎるとストレスになる場合があるので、できるだけ刺激の少ない環境を提供することが必要です。
私の場合は必ず季節の変わり目に体調が悪くなるということが多く、上司に申し出てフレックスやリモートワークにしてもらいました。
具体的には、騒音や人混みの多い場所を避け、静かな環境を確保したり、人との距離感に配慮したりすることが考えられます。
また、予測可能な日課やスケジュールを提供することで、環境の変化に対応しやすくなります。
環境面でのサポートを行うことで、発達障害のある人がストレスなく過ごせるようにすることが大切です。
⑤何度も注意されても治らない場合には周囲のサポートでカバー
周囲と本人が協力しても状況がなかなか改善されない場合は薬物療法を導入することもあります。
幸い、薬を使わずに改善へと向かう場合もあります。
別の部署ではありましたが、会社がダイバシティーにとりくんでおり、上司や先輩たちが、「サポート」というグループLINEを作って、翌日のスケジュールや注意点を共有するなど、独自の工夫を始めたチームあるそうです。
【何回言っても治らない人の大人?】何度も注意されても治らない人は障害の相談先はどこ
ADHDの二次障害は、放置すると症状が悪化し、日常生活や仕事に支障をきたす可能性があります。
心療内科や精神科を受診するだけでなく、カウンセリング機関や就労支援機関など、様々な相談先があります。一人で悩まず、専門家のサポートを受けましょう。
対処方法①:医者への診察が重要
ADHDの治療で薬が用いられるのは、治療薬は、「多動性」「不注意」「衝動性」を軽減させる効果があります。
何度も注意されても治らない障害と感じたら医師に診察することも重要です。
発達障害の治療では、医師の診察に基づいて薬が処方されることがあります。医師から薬を処方してもらっています。最初の話として、私の経験をお伝えいたします。
私は長い間発達障害の症状に悩まされてきました。
多動性や不注意、衝動性の問題が日常生活に大きな影響を及ぼしていました。何度も周囲から注意されることがあり、自己管理が難しい状況でした。
そのような状況から、医師の診察を受けることが急務と感じ、相談に行きました。
医師は私の症状を詳しく聞き、適切な診断と治療法を提案してくれました。その中で、薬物療法が有効な方法として選択されました。
処方された薬は、脳内物質のバランスを調整することで、不安定な脳機能を安定させる効果がありました。
薬を使用することで、多動性や不注意、衝動性の症状が改善され、日常生活の質が向上しました。
ただし、薬物療法は個人によって異なる効果や副作用を持つことがあります。
そのため、医師の指導のもと、定期的な診察や調整が重要です。私も定期的に医師の診察を受けながら、薬の効果や症状の変化を共有し、最適な治療を受けています。
その他にも、行動療法やカウンセリングなどの組み合わせ治療も行われることがあります。医師とのコミュニケーションを大切にしながら、自身の状況や治療法について適切な情報を得ることが重要です。
また、診断書に環境の変化と記載してもらい部署移動もありました。医師の力を借りて。適切な環境調整を行い、ストレスを軽減することが重要です。
対処方法②:会社の産業医との面談
産業医というのは会社として安全配慮義務を守るために用意しなければなりません。
安全配慮義務とは、労働契約法第5条で定められている、使用者(企業)が従業員の安全に配慮する義務のことです。 また、労働安全衛生法第3条第1項では、事業者(企業)は労災防止の最低基準を確保するだけでなく、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて労働者の安全と健康を確保しなければならないと定めています。
引用元:安全配慮義務(厚生労働省)
労働者が健康に就労できるような支援を行います。
産業医の活躍を主に期待できる ものとして、健康診断とその結果に基づく措置、治療と仕事の両立支援、ストレスチェック制 度や長時間労働者に対する面接指導などがあります。
よって私の経験上、どうしても出来ない仕事があった場合には産業医に伝えるで部署移動がかなうことができました。
産業医に何度も注意されても治らない場合は相談するのも重要かと考えらえます。
相談先③就労支援でリワークに相談
私の経験上ではありますが、就労支援やリワークに通ったときに客観的になぜできないのか、心理学を学ぶことできます。
私の場合は会社を休職したり、退職をしていたので就労支援やリワークに通うことができたのですが、客観的に自分を見つめなおしまた、カウンセラーに相談していると、何かできないのか会話をしながらみえてくることがあります。
よって、休職や退職されている方は就労支援や退職している人は就労支援をお勧めいたします。
LITALICOワークス
LITALICO(リタリコ)は、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、障害に関するに事業をメインに行っている会社です。
LITALICOワークスは「就労移行支援事業所」であることに対して、 LITALICO仕事ナビは「全国の就労移行支援事業所や就労継続支援事業所を 大量掲載している就職支援サイト」になります。
LITALICOワークスでは入社後定着率を高めるための工夫として、採用選考の前に雇用前実習や企業インターンシップを積極的に行い、入社後のミスマッチを防いでいます
エリア | 全国(転職支援は一都三県中心) |
対象年齢 | 20代~40代 |
得意業種 | 全業種 |
求人数 | 1.8万件以上 ※就労支援所事業所数含む |
2021年に東証プライムに上場しており、会社としての経営の安心です。
LITALICOワークスから就職したは定着率がく、就業開始から6ヶ後の定着率は88%と、多くのが離職せずに働いています。
LITALICOワークスが提供している就労援の定着率がい理由として、定期的に就職者と企業の双にヒアリングを実施していることが挙げられます。
業務内容や勤務時間を調整し、継続的に働く環境作りをサポートすることで、LITALICOワークスの利用者は短期間で退職することなく働いているが多い模様です。
「企業に就職し、定着するまでがサポート」という理念を持ってスタッフがサポートしてくれるため、安心して利用することができるでしょう
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相談先④:カウンセラーに相談してみる
産業医にいっても医者にいっても解決できない人はインターネット上で相談してみたらいかがでしょうか。カウンセラーに無料登録で相談することができます。
医者に行くよりもカウンセリングも安価になるかもしれません。
私も質問してみましたが、やはり発達障害の傾向があると思い、カウンセラーに話をきいてもらってから医者に通んしてっ見ました。
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⑤福祉団体の障害者センター
エンジニアとして働いていた私は、発達障害が原因で仕事でのコミュニケーションが苦手でした。
そのため、仕事がうまくいかず、鬱症状が現れ休職を余儀なくされました。
そんな時、インターネットで障害者センターが合理的配慮のサポートを提供していることを知り、訪れることにしました。
障害者センターでは、私の状況を理解し、適切なサポートを提案してくれました。
具体的には、職場でのコミュニケーション方法を変更し、私が理解しやすいように文書でのやり取りを増やすことや、私のタスク管理をサポートするために、締め切り前に進捗確認を行うことなどが提案されました。
提案内容を私のトリセツ(合理的配慮)として会社に届け出をだしました。
のような配慮のおかげで、私は再び仕事に復帰することができ、チームと円滑にコミュニケーションを取りながら働くことができました。
障害者センターでのサポートがなければ、私は仕事を続けることができなかったかもしれません。
合理的配慮を受けることで、私は自分の能力を発揮し、より良い働き方ができるようになりました。
まとめ:「何度言われても治らない」大人はADHD?発達障害の特徴と対処法
「何度言っても治らない」という悩みは、ADHDの特性によるものかもしれません。
ADHDは、決して恥ずべきものではありません。
特性を理解し、適切な対処法を身につけることで、仕事でもプライベートでも、自分らしく輝けるはずです。
もし、あなたがADHDの特性で悩んでいるなら、一人で抱え込まず、周囲に相談したり、医療機関を受診したりするなど、サポートを活用してみましょう。
そして、ADHDの人の才能が開花できる社会になることを願っています。
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