「就労移行支援 気持ち悪い」「辛い」「行きたくない」…。そんな言葉で検索しているあなたは、きっと今、心身に不調を感じていたり、今の環境に疑問を抱いていたりするのではないでしょうか。
それぞれが異なる状況や感情を表していますが、共通しているのは「今の就労移行支援に何かしらの不満や不安を感じている」という点です。
もしかしたら、プログラム内容が合わなかったり、人間関係で悩んでいたり、将来への不安が大きくなっていたりするのかもしれません。
この記事では、就労移行支援があなたの「気持ち悪い」「辛い」「行きたくない」という気持ちに寄り添いながら、その原因を探り、具体的な解決策を提案していきます。
現在就労移行支援を利用している方の中には、就労移行支援へ通うことが苦痛になったり、困難になったりする方もいます。
この記事は次のような人にオススメ
- 職に向けて頑張りたいが気持ちが追い付かない
- なんとなく気持ち悪いと感じるが原因がわからない
- これからどうしたらいいのか方法を知りたい
ここでは就労移行支援に通うことが辛くなってしまう理由や、その対処法などについて詳しく解説していきます。全国で就労移行支援事業所が増えています。
これに伴い利用する方も増え、就職をされた方も多いです。
- シバッタマン
- 精神障害者保健福祉手帳 保持者
- npo法人発達障がい者を支援する会(チームシャイニー)
- 退職代行で40歳で会社を退職し就労移行支援へ
- 氏名:柴田義彦
- 退職代行&就労移行支援、ITの執筆
- 妻と6歳の子供がいて住宅ローン・教育費に必死
- うつ病で休職経験多数
- 経歴・連絡先情報はプロフィールに表示
就労移行支援気持ち悪い?辛い?行きたくない理由?就労移行支援員が原因も
就労移行支援とは
就労移行支援とは、就労移行支援事業所において障害や難病のある方の一般の企業への就職をサポートしてくれる福祉サービスのことを言います。
就労移行支援事業所は、地方自治体により指定を受けて就労移行支援のサービスを提供しており、日本全国に3,300か所以上あります。
就労移行支援で受けることができるサービスは、就職する前は就職に必要なスキルの習得や必要書類の添削・模擬面接など就職活動を行う際のサポート、就職後には職場に長期定着するためのサポートをそれぞれ受けることができます。
就労移行支援についての詳しい内容は、関連記事をチェックしてみてください。
就労移行支援の利用途中で就労移行支援事業所の通所をやめてしまう方もいます。
通所を諦めてしまう理由は様々ですが、原則2年間しか通えない中やめてしまうことは残念なことです。
- 就労移行支援の通所が辛い時はどんなときか
- 通所が辛い時を乗り切るヒント
理由①:体力的な問題
「慣れない環境だと緊張する」「季節の変わり目は疲れやすい」など困ってはいませんか?このように障害を持つ方は、障害を持たない方と比較して疲れる機会が多いです。特に春先から事業所に通い始めた方の場合、初夏の時期などの理由から、体調を崩しやすくなります。
- 〇環境変化の疲れが見えてくる。
- 〇気候の変化を感じる。
理由②:利用者と接するのが辛い
就労移行支援事業所は、さまざまな障害特性の方がいます。
中には周囲の方が無意識にやっているくせや行動でストレスを感じることもあります。その反対に、あなたが無意識のうちに行っていることで他の方にストレスを感じさせる可能性もあります。
障害を持つ方は、苦手な感覚がさまざまです。上記のケースのように「やっていないと落ち着かない」ことを、相手が「耐えられない」ように、特性同士で相反するケースがあります。
本人にとって不可欠なことであることが多いため、お互い「譲る」というケースも少ないです。このような辛さに耐えられず、通うことをやめてしまうケースがあります。
理由③:学びたい訓練がない
「実際に通ってみたら、自分の学びたい訓練がなかった」と感じている方はいませんか?事業所に通っていても就職の希望が見えなければ、辛いだけです。
結果的に通うのをやめてしまい、「もうスキルを上げる方法がない」とその後の活動にも自信を失ってしまいます。
私は就労移行支援でWeBマーケティングを専攻していましたが、経験者だったため、物足りなく場所を変えてしまいました。
理由④:通所で結果がでず焦る
「長くトレーニングを続けているのに、全く成長を感じない。」「期限が2年しかないのに、まだ結果を出せていない」と焦ることはありませんか?
就職=結果にとらわれ過ぎてしまうと、現状の自分にストレスを感じやすいです。求人募集が少ない時期など、短期間での目標が見つけづらいときなども、辛い気持ちになりやすいです。
さて、このような辛い状況を乗り切り、就職するにはどのように対処すればよいのでしょうか?以降、辛い状況を乗り切るヒントをご紹介します
理由⑤体調面や気持ちの面で気持ち悪くなってしまう
就労移行支援が休み勝ちになる理由は個人差がありますが、気持ち悪くなる主な理由として心理面や身体的・プログラムの適性・環境などが考えられます。
理由 | 具体的な要因 |
---|---|
心理的な負担 | – 就職に対するプレッシャーや不安 – 社会復帰に対する自信のなさからくるストレス – 他の利用者との関係構築が難しく孤立感 |
身体的な負担 | – プログラムが疲れる、体力的にきつい – 通所の移動や時間が負担 – 病状が不安定で体調管理が大変 |
プログラムの適合性 | – プログラムの内容が自分のペースに合っていない – 自分の障害の特性への配慮がない – プログラムが単調でモチベーションが持続しない |
環境の影響 | – 事業所の雰囲気が自分に合わない – スタッフとの相性が悪い – 他の利用者との人間関係でストレス |
個々の状況に合わせた対応が必要ですが、この表が支援を考える際の参考になれば幸いです。
⑥支援機関や職員との相性の悪さ
就労移行支援の場所の雰囲気や、職員とのコミュニケーションが合わないと感じている可能性があります。
人格的な問題だけでなく、支援の方針や内容が自分に合っていないと感じる場合も含まれます。
見学ではわからない雰囲気が通所することであるんですよね。通所者を増やしたい就労移行支援が存在するのもじじつです。
就労移行支援が気持ち悪い?辛い行きたくない対処方法
対策①:疲れやすい原因を見つけて対処
障害を持つ方にとって、「いかにして疲れないか」という対処法は難しいです。その理由は、意識して解消できるものが少ないからです。
例えば、苦手な音や光などの感覚はある程度防ぐことができます。ただし、苦手だと意識している時点ですでに疲れてしまっています。そのため、「いかに疲れないようにするか」ではなく、「疲れた時にいかに早く回復させるか」という対処が大切です。
確かに事業所は、毎日通うのがベストです。しかし辛い状況のまま綱渡りのように通っていたら、いつか大きく体調を崩します。「具合が悪くなりそうだな」という体のサインをキャッチして、早めに休むことも方法の一つです。
対策②:就労移行支援の支援スタッフの方に相談
他の利用者との関り方に悩んでいる場合は、スタッフの方に相談しましょう。あなたが心地よく訓練を受けられるためのアドバイスや措置をしてくれます。
さまざまな特性を持つ方と自分にどう折り合いをつけていくか。対処できない場合はストレがないように接触がないような措置をしてくれるかもしれません。
就職できずに悩んでいる場合は、支援スタッフの方に相談しましょう。
「就職ができない」と悩んでいる原因は、下記が考えられます。
〇仕事を選り好みしてしまっている
〇何度も応募したが、納得した結果が出せない
自分で冷静に考えられない時は、客観的な視点からの意見が最適です。
【例】
応募したい求人が見つからない
→検索方法を聞いてみる
書類選考で落ちてしまう
→応募書類の確認をお願いする
面接で不採用になってしまった
→面接練習をお願いしてみる、自己理解を見直してもらう
など、さまざまな「就職できない事情」への解決策が見つかります。さらにこの解決策に対して行動することで、辛さ改善に結びつきます。
対策③:就労移行支援の目標設定を見直し
学びたい訓練がない・・と悩んでいる場合は、まず目標設定を見直してみましょう。今行っている訓練が、就職に結びつかないという不安から考えていることがあります。
就労移行支援の目的を明確化し、就職への動機付けを高めるためには、以下のような点に意識をしましょう。
的の明確化 | 動機付けの向上 | その他のポイント |
---|---|---|
・就労移行支援の目的が就職支援であることを繰り返し伝える ・訓練修了後の就職率等のデータを示す ・就職のメリットを具体的に説明 | ・興味のある職種の訓練メニューを設定 ・就職後のキャリアパスをイメージしやすくする ・企業見学等就職のイメージが持てる機会を設ける ・小目標を設定し達成感を得られるようにする | ・本人の障害特性に応じた配慮と支援 ・職場実習で就労の自信を高める ・職場定着の訓練も併せて実施 |
対策④スタッフや主治医と相談し、体調や状況に合わせて通所日数や時間を調整
スタッフや主治医と相談し、体調や状況に合わせて通所日数や時間を調整することを具体的には以下のように行うことができます。
区分 | 調整方法 |
---|---|
通所日数・時間 | – 週2~3日から徐々に日数を増やす – 体調に応じて日数を柔軟に減らす – 午前/午後のみから時間を徐々に延ばす – 集中力が持続しない場合、時間を短縮 |
作業内容 | – 負荷の少ない軽作業から徐々に負荷の高い作業へ移行 – 個別に作業時間と休憩時間のバランスを調整 |
体調変化時 | – 体調不良時の連絡方法と対応を事前に決めておく – 主治医との緊急時の連絡体制を確認 |
対策⑤無理のないペースで通所
このように、本人の状況に合わせた柔軟な調整が重要です。スタッフや主治医と十分に相談しながら、無理のないペースで通所していくことが大切です。
就労移行支援で職員との相性が悪いと感じている方へ。まずは、信頼できる職員や相談員に相談してみましょう。
具体的な不満点や改善点を伝えることで、状況が改善されるかもしれません。例えば、担当職員との相性が合わない場合は、担当変更を相談することも有効です。
また、他の利用者との交流もおすすめです。同じ悩みを持つ人と話すことで、孤独感を解消し、新たな視点を得られるかもしれません。
さらに、興味のあるプログラムや相性の良い職員がいるプログラムに参加してみるのも良いでしょう。(Point)気分転換になり、新たな可能性を発見できるかもしれません
【就労移行支援気持ち悪い辛いなら変更も検討
気持ち悪い辛いなら就労移行支援の変更は可能なので慎重な検討
就労移行支援事業所の場所の変更は可能です。
利用者が現在の事業所に不満を感じた場合や、別の事業所を見学したい場合などには、他の就労移行支援事業所に転所することができます。
基本的には2年以内なら自由に事業所を変更することが可能ですが、ごくまれに事業所の変更を認めていない自治体もあるようです。
私は就労移行支援は2回かよいましたが、稟議を一回出しなおす必要があり時間がかかりました。
下記は^東京都の公式ウェブサイトでの変更です。
参考元:就労移行支援の変更届に関する情報(東京都障害者サービス情報)
これまで通ってきた期間が差し引かれた状態から再開
あらゆる方法をとっても「今の事業所では学べることがない」と感じた場合は、利用途中で事業所を変えることが可能です。ただし新しく利用する事業所では、これまで通ってきた期間が差し引かれた状態から再開です。
そのため他の方より短い期間でトレーニングし、就職に向かわなければいけません。
事業所を変える前には、今通っている事業所のスタッフの方とよく相談して、慎重に考えましょう。
もし、相談や今後に困っていたら下記のご案内もチェックしてみてください。
就労移行支援のおすすめは?
3位ミラトレ
パーソルダイバースが提供する就労移行支援のサービスブランド名となります。
ミラトレを運営するパーソルダイバースは、パーソルグループの特例子会社です。
障害のある方一人ひとりが「はたらく未来」を実現するために、 職業準備性を高めるためのトレーニングを提供する。就職した先の定着までを見据えた就労移行支援を行う、という想いを込めて名付けられました。
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | パーソルダイバース株式会社 |
本社 | 〒108-0014 東京都港区芝5-33-1 森永プラザビル本館19F |
資本金 | 45百万円(単体) ※パーソルホールディングス100%出資 |
事業内容 | 障害者雇用に関わる有料職業紹介事業・コンサルティング事業、就労移行支援事業、 事務アウトソーシング、食品の製造および販売、農業及び農産物の販売、 繭・生糸及び絹糸の加工並びにその製品・加工品の開発及び販売 |
パーソルダイバース株式会社では本サイトでも紹介していますDODAチャレンジも運用しています。
パーソルグループの特例子会社。1,000名超の障害のある社員が事務アウトソーシング事業領域で活躍しているのです。
そのなかでミラトレでは8つのこだわりがあるようです。
ミラトレがこだわる事例は下記です。
【就労移行支援気持ち悪い】よくある質問
まとめ:就労移行支援が気持ち悪い辛い?行きたくない理由と対処方法!就労移行支援員が原因も
いかがでしょうか。
【就労移行支援休みがち行きたくない】休む理由!辞めたい辛い!についてお伝えしました。
就労移行支援事業へ行くのが辛くなる原因やその対処法、辛くならないための就労移行支援事業所の選び方などについて解説してきました。
原因のメインとなるのは、自分の障害や難病の特性について自分自身でしっかり把握できていないということも理由の一つであることがお分かりいただけたと思います。
自分の障害や難病の特性を理解し、障害や難病があることで生じる体調の悪さや不便さへの対処法を知ることで、就労移行支援事業所への通所の辛さを軽減することができるでしょう。
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