発達障害者の中には、フリーランスや起業家として成功する人が多いのでしょうか?
私自身、発達障害を持つフリーランスやWEBエンジニアとして、就労移行支援を利用しながらWEB系の仕事を経験してきました。
現在は、就労移行支援チームシャイニーのWEBマーケティングの管理人を務める傍ら、自営のWEBサイトも運営しています。
発達障害者が自分に合った仕事を見つけるためには、自己理解と環境調整が不可欠です。就労移行支援では、自分の特性や強みを理解し、適切な職場環境や働き方を探ることができました。
WEB系の仕事は、自分のペースで進められ、コミュニケーションの負担が少ないため、私にとって適していました。フリーランスとして働くことで、自分の得意分野に特化し、柔軟な働き方ができるようになりました。
自営のWEBサイト運営にも活かされています。発達障害者が自分らしく働くためには、支援機関や周囲の理解、そして自分自身の努力が欠かせません。
私の実体験が、発達障害を持つ人たちにとって、フリーランスやWEBエンジニアとして活躍する一つのになれば幸いです。
自分に合った仕事を見つけ、必要な支援を受けながら、強みを発揮できる環境を作ることが、発達障害者の就労成功の鍵となるでしょう。
この障害によって生じる生きにくさは尋常ではない。
フリーランスになる以前は様々な職業を転々としてきたが、仕事を覚えられないものだから惨憺たる目に遭ってきた。
- シバッタマン
- 精神障害者保健福祉手帳 保持者
- npo法人発達障がい者を支援する会(チームシャイニー)
- 退職代行で40歳で会社を退職し就労移行支援へ
- 氏名:柴田義彦
- 退職代行&就労移行支援、ITの執筆
- 妻と6歳の子供がいて住宅ローン・教育費に必死
- うつ病で休職経験多数
- 経歴・連絡先情報はプロフィールに表示
【ADHDフリーランス】個人事業主や自営業やエンジニアは増加中?発達障害ASD
発達障害者は増加中
内閣府の「障害者白書」よると、2006年に655.9万人であった障害者数は、2018年版には963.6万人と、増加の一途をたどっています。
身体障害、知的障害、精神障害の3区分別にみてもいずれも増加傾向となっている。
また、厚生労働省が行った「平成28年生活のしづらさなどに関する調査」によると、医師から発達障害と診断された者の数は48万1千人と推計されている。
発達障害者の法制度の改正や社会的認知の広がりを見せている
また、平成30年度障害者雇用実態調査では、従業員5人以上の事業所で雇用されている障害者82万1,000人のうち、発達障害者は3万9,000人だった。
発達障害者やその家族への相談支援、発達支援、就労支援及び情報提供などが含まれており、自営業やフリーランスとして働く際の支援も含まれる可能性があります。
また、法制度の改正や社会的認知の広がりにより、民間企業における発達障害者の雇用は着実に増えていることが、厚生労働省の複数の調査データから読み取れます。一方で、採用や職場定着の面ではまだ課題も残されています
また、フリーランスとしての働き方の安全性や環境整備に関する情報も提供されているようです
発達障害(ADHD)の人はフリーランスや個人事業主は多い
上記に伴い、発達障害(ADHD)の人の中にはフリーランスや個人事業主を選択する人が多い傾向にあると言われています。
世間を賑わす創業者を見ていると、やはり多動で衝動で行動力が有ります。そして、ADHDの特性として、豊かな創造性やアイデアを持つ人が多いこともフリーランスに向いている理由の1つです。
発想力が半端ない人が多いのです。既にADHDを公表されている起業家も米国を中心に多数います。
ADHDの起業家は様々に取り上げられています。
”普通の人”と違うことをするためには何らかの違う発想や違う行動力が必要で、そこには発達障害的な力が必要なのは確かかもしれません。
米国では10人に3人はADHDといわれている
「起業家とその家族における精神状態についての調査」Michael A. Freeman(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)など
The prevalence and co-occurrence of psychiatric conditions among entrepreneurs and their families (画像もリンク先から)
起業家の中には、ADHD(注意欠陥・多動性障害)を持つ人が多いことが研究で明らかになっています。
実際、起業家の約29%がADHDの症状を経験しているそうです。これは、一般の人々と比べてかなり高い割合と言えるでしょう。
また、起業家の32%が2つ以上、18%が3つ以上の精神的な健康問題を抱えているという報告もあります。
こうした数字は、起業家の精神面での健康状態が、ビジネスの成果にも影響を与える可能性を示唆しています。
【ADHDフリーランス】個人事業主や自営業やエンジニアが向いている理由
①自営業は柔軟なスケジュール管理は発達障害に向いている
柔軟なスケジュール管理は、ADHDの人にとってフリーランスの大きなメリットの一つです。
自分のペースで仕事ができるため、集中力が続く時間帯に作業を行い、休憩を取ることで、効率的に仕事を進められます。
ただし、私の経験から言えば、ADHDの中でも特に過集中の傾向が強い場合は注意が必要です。
柔軟な環境で自分のペースを作れるあまり、休憩を取らずに長時間集中し続けてしまい、結果的に体調を崩してしまうことがあるからです。
②興味のある仕事ができる
ADHDの人は興味のあることに没頭する傾向があります。
フリーランスでは自分の興味や強みを活かした仕事を選べるため、モチベーションを高く保ちながら働くことができます。
私自身の経験でも、これは当てはまります。以前からマーケティングの仕事に興味があり、関連する資格を取得したりもしました。
しかし、エンジニアとしての経験が長かったため、すぐにマーケティングの仕事に就くことは難しい状況でした。
そこで、就労移行支援を利用しながら、過集中の特性を活かして独学でマーケティングを学びました。自分の好きなことに没頭できる環境が整ったことで、モチベーションを高く保ちながらスキルを身につけることができました。
現在は、フリーランスとして自営業を続けています。マーケティングの知識とエンジニアとしての経験を組み合わせ、自分の強みを活かしたサービスを提供しています。
③刺激的な環境の調整の調整がしやすい
ADHDの人にとって、刺激的な環境を調整できるフリーランスや自営業は大きなメリットです。私自身、感覚過敏があり、2月になると鬱気味になる傾向がありました。
オフィスでは雑音や照明、同僚との会話などがストレス要因でしたが、自宅で仕事をするようになってからは、環境を自分で制御できるようになりました。
照明の調整やノイズキャンセリングヘッドホンの使用で刺激を最小限に抑え、体調に合わせて仕事を進められます。
これは集中力の維持だけでなく、ストレス軽減にもつながっています。
ただし、自己管理能力が求められるため、仕事と私生活のバランスを保ち、健康的な生活リズムを維持することが重要です。
④創造性に富んでいる仕事は自営業やフリーランスに向いている
ADHDの人は創造性に富んでおり、フリーランスではその特性を存分に発揮できます。
私自身、マーケティングの仕事で創造性が重要視される中、自由に創造的なアイデアを探求し、実践に移すことができています。
例えば、ある新商品のプロモーションでは、SNSを活用した斬新なキャンペーンを提案し、商品の認知度と販売数を大きく伸ばすことができました。
一般的にも、ADHDの人はアイデアを次々と生み出す力に長けており、従来の常識にとらわれない柔軟な思考は、イノベーションを生み出す源泉となります。
特にクリエイティブな分野では、ADHDの特性が強みとして発揮されやすいでしょう。
ただし、アイデアを形にするには実行力も必要不可欠です。
創造性と実践のバランスを取り、自分の特性を理解して強みを活かしながら、弱点をサポートする方法を見つけることが大切です。
発達障害(ADHD)は得意も活かせるが、苦手も露骨に出るのでフリーランスがよい
また冒頭のTwitterでもある通り、フリーランスも含め起業というのは、会社の運営に関わるほぼすべての作業を自ら一人の力でこなす仕事でもあります。
ADHD的な良さが活きることは確かだとしても、ADHD的な苦手さ(計画を作る、嫌な仕事もこなす、時間通りに行政書類を出す、マルチタスクをする…)なども露骨に出る可能性が高いです。
起業で成功するには、周囲の環境に恵まれるなど、複数の条件が整う必要があるでしょう。
【ADHD個人事業主】発達障害のフリーランスやエンジニアの働き方は?ASD
自らのペースで働くフリーランス・内職、在宅就業
最後にもう少し視野を広げて、自らのペースで働くフリーランス・内職、在宅就業まで考えてみます。
昨今ではクラウドソーシングなど雇われない働き方も広まってているため、手に職のある方は障害告知の必要ない働き方をしているのかもしれません。
ちなみに民間企業から障害者の方へのお仕事の発注を支援する制度(在宅就業障害者支援制度)は、実は2006年から存在します。しかし法制面でのメリットが薄いためか、ほとんど利用されていません。発注元企業数は年間10社前後です
引用元: 第82回労働政策審議会・障害者雇用分科会(資料) 参考資料
一方で起業のところと同じで、在宅就業ですと苦手もモロに出ます。例えば、生活リズムを整えたり、気持ちの切り替えが難しかったりするタイプの方は、自らを律することが出来ず、より苦しむこともあるでしょう。
得意も活かせるが、苦手も露骨に出るのでフリーランス・個人事業主の苦労もある。
フリーランスも含め起業というのは、会社の運営に関わるほぼすべての作業を自ら一人の力でこなす仕事でもあります。
ADHD的な良さが活きることは確かだとしても、ADHD的な苦手さ(計画を作る、嫌な仕事もこなす、時間通りに行政書類を出す、マルチタスクをする…)なども露骨に出る可能性が高いです。
起業で成功するには、周囲の環境に恵まれるなど、複数の条件が整う必要があるでしょう
発達障害(ADHD)へのフリーランスエンジニアや個人事業主への支援
Twitterでは実際行動することの難しさを現実的に考えていらっしゃる方が多いという印象でしたが、今日はこのテーマについて考えていきます。
発達障害(ADHD)への国家資格でフリーランスや個人業主のおすすめ
”普通の人”と違うことをするためには何らかの違う発想や違う行動力が必要で、そこには発達障害的な力が必要なのは確かかもしれません。
個人やフリーランスを目指すには国家資格を取得するのはいかがでしょうか。
世の中のフリーランス個人事業主は確かに発達障害(ADHD)が向いている
世間を賑わす創業者を見ていると、やはり多動で衝動で行動力が有り、発想力が半端ない人が多いです。
既にADHDを公表されている起業家も米国を中心に多数いますし、「まとめサイト」的なところを見るとADHDの起業家は様々に取り上げられています。
「まとめサイト」の真偽は怪しいとしても、”普通の人”と違うことをするためには何らかの違う発想や違う行動力が必要で、そこには発達障害的な力が必要なのは確かかもしれません。
フリーランスならレバテックフリーランスが再大手なので登録してもよいでしょう。
まとめ:【ADHD自営業】個人事業主やフリーランスエンジニアはどう?発達障害ASD
発達障害の人が起業したりフリーランスになるとと失敗しやすいのか、解説いたしました。
発達障害を持っている場合、特定のジャンルが致命的に苦手ですから、試験が大きなハードルになる場合もあります。一方では、発達障害の方が記憶力が良い等の強みもあったりして、有利になることもあり得ます。
自身が発達障害であり、失敗しやすいのかと懸念して起業をためらっている方も多いと思います。
発達障害だからという理由で起業に失敗しやすいというデータはありませんし、そのような傾向はありません。
むしろ発達障害の特性である衝動的で行動力があること、一般人には思いつかないような斬新な発想を活かしているケースが多く、起業家には発達障害の方が多いというデータも存在しました。
自分の能力に自信がなく起業に一歩踏み出せずにいる方も、自分が持っているものに目を向け長所を活かしビジネスの世界で飛躍していけるといいですね。あなたの起業を心より応援しています!
フリーランスは、発達障害者に向いた働き方だと思う。 気軽にチャレンジできるフリーランス案件が増えれば良いなあ。
一方で起業のところと同じで、在ネットで「発達障害者はITやWEBの仕事が向いている」という話を見ていたので、これなら上手くいく可能性はある。
得意なことならフリーランスでもできますし、ITやWEBなら企業や副業からはじめてフリーランスにもお気軽にできるところがあります。
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