ありがとうやごめんなさいが言えないのは発達障害の特徴かもしれません 。特にASDの人は感謝や謝罪の気持ちを言葉で表現するのが苦手な傾向があります
でもこれは病気ではなく個性の一部です ASDの人は言葉よりも行動で気持ちを伝えることが多いのです。
例えば感謝の気持ちを込めて相手のために何かをしたり謝罪の代わりに自分の行動を改めたりすることで気持ちを表現します。
大切なのはASDの特性を理解し本人なりのコミュニケーション方法を見つけることです 周囲の人も言葉だけにとらわれず相手の行動にも目を向けると良いでしょう。
ありがとうやごめんなさいが言えなくても相手を思いやる気持ちを持つことが何より大切です お互いを理解し合える関係性を築いていきましょう。
- シバッタマン
- 精神障害者保健福祉手帳 保持者
- npo法人発達障がい者を支援する会(チームシャイニー)
- 退職代行で40歳で会社を退職し就労移行支援へ
- 氏名:柴田義彦
- 退職代行&就労移行支援、ITの執筆
- 妻と6歳の子供がいて住宅ローン・教育費に必死
- うつ病で休職経験多数
- 経歴・連絡先情報はプロフィールに表示
【ありがとうごめんなさい言えない病気】発達障害で謝れない・お礼が言えない 大人とは
家族には全て出来ますが、他人になると恥ずかし過ぎて出来なかったりします。
謝罪に関しては、家族にも言えるようになるまで、時間がかかりました。 恥ずかしいのもですが、なぜ謝るのか分からないからです。何が悪かったので怒られたのかを、理解できなかったので、謝れませんでした
ありがとうやごめんなさいが言えないのは、発達障害の特徴の1つだと考えられます。
発達障害の人は、社会的スキルの獲得が難しい傾向があります。
そのため、基本的な社会的コミュニケーションスキルの1つである「ありがとう」「ごめんなさい」の言葉を適切なタイミングで言うことが困難な場合があります。
具体的には、恩恵を受けた時に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることや、誰かに迷惑をかけた時に「ごめんなさい」と謝罪することが難しいという特徴があります。
これは、他人の気持ちを推測する共感能力が低いことや、社会的ルールを学ぶのが難しいことが関係していると考えられています。
ただし、発達障害の人でも、訓練や支援によってこれらのスキルはある程度補うことができます。大切なのは、本人の特性を理解し、できることを少しずつ増やしていくプロセスだと思います。ご家族の理解と支援が重要です。
【ありがとうごめんなさい言えない病気】発達障害で謝れない・お礼が言えない 理由は?
理由①うまく解釈・表現できない
発達障害を持つ方は、コミュニケーションにおいて困難を感じやすく、会話の食い違いに困りやすいです。
原因は意図をうまく汲み取れない、情報をうまく処理ができないなど様々な特性がかかわります。
しかし、発達障害を持つ方がコミュニケーションに困る理由はもうひとつあります。
理由②「感謝」「謝罪」を伝えられない
発達障害ですと「ありがとう」「ごめんなさい」をうまく表現できないことです。
厳密にいうと、表現方法が違うために周囲に理解されにくいのです。
自分では伝えているつもりでも、表情などにその思いが見えない場合など、誤解を与えてしまいやすいです。
理由③他人の気持ちを推測する共感能力が低い
発達障害の人々は、他人の気持ちを理解することや想像することが苦手な場合があります。
自身の行動が相手にどのような気持ちを与えるのかを想定しづらくするためであり、その結果、自分の感情を言葉で表現することが難しくなるのです。
具体例を挙げると、彼らは他の人が嬉しい、悲しい、怒っている、驚いているなどの感情を抱いていることを理解するのが難しいかもしれません。
理由④自分自身の感情を言葉で表現することも困難
発達障害の人々は自分自身の感情を言葉で表現することも困難です。
例えば、自分が嬉しい、悲しい、怒っている、驚いているといった感情を感じた場合でも、それを言葉で上手く伝えることができないことがあります。
このため、他人が自分の感情を理解してくれることを期待するのも難しいのです。
このような状況では、他のコミュニケーション手段が重要になってきます。
例えば、身振りや表情、音声のトーンなどを通じて感情を伝えることができるかもしれません。
また、具体的な事例や例え話を使って、自分の感情や思いを相手に伝えることも効果的です。
理由⑤社会的ルールが分からない
「ありがとう」「ごめんなさい」は社会的な決まり事の一つですが、発達障害の人にとってはそのルールが自然に身につきづらいことがあります。
また、言うべき場面が分からないこともあります。
発達障害を持つ人々にとって、社会的なルールの習得が難しいことがあります。
日常生活で普遍的に使われる「ありがとう」と「ごめんなさい」という言葉も、簡単に身につけることができない場合があります。
発達障害は、人々のコミュニケーションと社交能力に影響を及ぼすことがあります。例えば、他人に感謝の気持ちを伝えるという行為は、一見簡単に思えるかもしれませんが、発達障害のある人にとっては難しい場合もあります。
理由⑥こだわりが強い
言葉の表現には、時に個々の経験や感情が深く関わってきます。特定の言葉が言えなかった経験は、その言葉に対するこだわりや避ける傾向を生むことがあります。
言葉を選ぶ際に自己制限をかけるようになることもあります。本来言いたいことや伝えたい意図があっても、言葉に詰まってしまい、思うように表現できない場面が生じることがあります。
そのような経験から生まれる「言わないこだわり」は、個人の表現の自由を制約するものであります。
場合によってはコミュニケーションや人間関係にも影響を及ぼすことがあります。
理由⑦羞恥心を感じるから
発達障害を持つ方の中には、これまでに他者とあまり関わらなかった方もいるのではないでしょうか。このような方の場合、感謝や謝罪という「気持ち」を伝えることに慣れていないため、感覚が分からず強く恥ずかしい気持ちになるケースがあります。
特に、自分より目上の方には言えても、目下の方には言えないことが多いです。
理由⑧刺激が強すぎる言葉だから
上記と同様、他者との関わりが少ない場合に加えて、もともと感情表現のやり取りが苦手な方の場合です。事務的な言葉のやり取りはできても、感情を伴うやり取りになると刺激が強すぎて耐えられないケースです。
分かりやすく例えると、「極端に辛い物が苦手な方は、甘口のカレーでも食べられない」というような感覚に近いのではないでしょうか。
そのくらい、感情の行き来自体が辛い方には言いづらい言葉なのではないでしょうか。
理由⑨言えば終わり」と追い詰めてしまうから
精神的に追い詰められている場合はもちろん、常に「白か黒かの思考」で考えている方に多いです。
この場合「勝つか負けるか」でコミュニケーションを考えやすいです。常に相手と「勝負」をしていませんか?常に相手より「優位に立つ」ことを考えていませんか?敵だと思うと、気持ちを伝えにくくなってしまいます。
理由⑩自分の非を認めると罪悪感に耐えられないから
過去にひどく叱責された経験や精神的に辛いことを言われている方に見られます。
明らかに本人が悪くても、非を認めてしまうとこの辛い状況を想像してしまいます。その時の罪悪感や恐怖感に耐えられないため、本能的に感謝や謝罪の状況自体を回避しようとしてしまいます。
こうなると、周囲に「反省の色がない」「生意気だ」と感じさせてしまいます。
理由⑪謝罪を表現しようと考えすぎてしまうから
シンプルな言葉で伝えることが苦手で、ひねった表現を好む方に多く見られます。本人にその意識がなくても、日ごろからのひねった表現がそのまま感謝や謝罪の表現として相手に向けていることがあります。反対に「ありがとう」「ごめんなさい」という言葉を言うのに耐えられません。
相手から「遠回しな表現だ」など言われていませんか?その場合、あなたの表現方法では、真意が伝わっていないかもしれません。
【ありがとうごめんなさい言えない病気】】お礼が言えないが感謝を言うのはために対象方法
ありがとう、ごめんなさいは素晴らしい言葉
「ありがとう、ごめんなさいは小さい子供だけが言えばいい。」「大人はそんなシンプルな言葉は必要ない。」
このような考えを持っていませんか?確かにそのように考える方は多いです。障害を持たない方でも、言わない方がいます。しかし、そのような解釈が原因で、対人関係がスムーズに行かないことも事実です。
シンプルな言葉でありながら、一生どこの場面でも、「ありがとう」「ごめんなさい」を伝えることは大切なのです。
それでは、お互いに負担なく感謝や謝罪を表現するには、どのようにすればよいのでしょうか。
対処法①始めに感謝や謝罪をして事情を説明する
感謝や謝罪を伝えるのに羞恥心を伴う場合、どうしても「言い訳」ととられる事情を先に説明しがちです。
事情を説明して、謝罪のダメージを緩和しようとしてしまいます。
しかし、後まわしにするとさらに羞恥心やプレッシャーがかかります。何より、相手に誠意が伝わりません。
伝えやすい方法として、「ありがとう」「ごめんなさい」を最初に言うことです。そうすれば相手ものちの説明を受け取りやすく、あなたも負担なくやり取りができます。
対処法②簡単なことから言う
感情表現に対する刺激が強すぎて言えない、という方は簡単なところから言ってみましょう。
「落ちたペンを拾ってもらった」「ウェットティッシュを分けてくれた」ときなど、些細なことから伝えていくのがコツです。
「えっ!?こんな小さなことで?」と感じるかも知れません。しかし、反対にこのような些細なことでも「ありがとう」「ごめん」が言えることが大切なことなのです。
対処法③簡単なこと簡単なこと「敵」ではなく「仲間」と考える
自信がないゆえにどうしても、周囲と競争して「自分が『いちばん』でありたい」と考えてしまいます。
この場合、まず競争概念を捨てなければなりません。少なくとも周囲の方は「敵」ではありません。「仲間」なのです。どんなに相手の言葉が攻撃的に聞こえたとしても、仲間なのです。
これを意識するだけで、相手の心情を受け取りやすくなります。それによって感謝や謝罪も言いやすくなります。
対処法④関わりがある限りは非を責めることはない
分かりやすく説明しますと「本当に罪悪感を持たないといけないような『非』であれば、誰も関わろうとしなくなる」ということです。
ですから、まだ謝罪を言わないといけないような状況であれば、大丈夫です。
反対に、非を避けるような考え方でいくと、相手の非にも厳しくなります。そのような意味でも自分の中の「許される状況」を広げてあげましょう。
対処法⑤言葉以外で伝える方法を加える
言葉で表現しようとすると良く伝わらない場合は、行動を合わせてみることです。
具体的に言えば、「言葉とともに簡単なお菓子をあげる」ことや「相手が困っていた時に動いてあげる」ことで、言葉の伝わらなさをカバーできます。
【ありがとうごめんなさい言えない病気】発達障害よくある質問
まとめ:ありがとうごめんなさい言えない人は病気?発達障害で謝れない・お礼が言えない大人?ASD
いかがでしょうか。
【ありがとうごめんなさい言えない人は病気】発達障害で謝れない・お礼が言えない大人?ASDについておつたえしました。
同じアスペルガー症候群の特性を持ったとしても、環境によって困りごとが大きくなってしまう場合もあれば、困りごとが小さくなる場合もあります。
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