何をするにしても、生活音がうるさい人が存在することは確かです。
そんな人を見かけると、「わざと音を立てているのかな?」と思ってしまいませんか?
実は、その原因が病気の可能性があるのをご存知でしょうか。
中には、発達障害であるADHD(注意欠陥・多動性障害)を抱えている人もいるのです。ADHDの特性である「注意力の欠如」が、大きな音を発する傾向につながっているのです。
- 歩くときの足音が必要以上に大きい
- 机の開け閉めの音が必要以上に大きい
- ファイル整理をしているだけでもなぜかバサバサ
- 「自分の世界」に入り過ぎていると、つい「あっ」「まずい」などの心の声を発してしまう
「自分の世界」に入り過ぎていると、つい「あっ」「まずい」などの心の声を発していませんか?
自分にとっては気にならない音かもしれませんが、他の人にとっては気になる人もいます。
周囲から「ちょっとうるさいんだけど!」と注意されたことはありませんか?
感じ方は人それぞれですが、生活音がうるさい人の中には、ADHDなどの発達障害を抱えている人もいるのです。注意力の欠如から、大きな音を発する傾向にあるのです。
- シバッタマン
- 精神障害者保健福祉手帳 保持者
- npo法人発達障がい者を支援する会(チームシャイニー)
- 退職代行で40歳で会社を退職し就労移行支援へ
- 氏名:柴田義彦
- 退職代行&就労移行支援、ITの執筆
- 妻と6歳の子供がいて住宅ローン・教育費に必死
- うつ病で休職経験多数
- 経歴・連絡先情報はプロフィールに表示
【アスペルガー生活音がうるさい?】わざと大きな音や足音を立てる人は病気なの?
アスペルガーには生活音を非常に敏感に感じる
ASD(自閉スペクトラム症)の方の中には、感覚過敏といって、特定の音、光、匂い、触覚などを過剰に感じてしまう方がいます。
聴覚過敏では、パソコンのキーボードの音や空調の音、時計の秒針の音など、一般的には気にならない程度の生活音が、本人にとっては非常に不快に感じることがあります。
視覚過敏でも、蛍光灯の光や太陽光、ちらつきなどが眩しく感じたり、視界に入る情報が多すぎて混乱したりすることがあります。
嗅覚過敏でも、香水や柔軟剤、洗剤などの匂いがきつく感じて吐き気や頭痛を引き起こしたり、特定の匂いを過剰に恐れたりすることがあります。
触覚過敏でも、衣服のタグや特定の素材がチクチクと感じて着られない、髪の毛が顔にかかるのが我慢できないなど、日常生活に支障をきたすことがあります。
これらの感覚過敏は、ASDの方にとって大きなストレスとなり、集中力の低下や疲労感、不安感などを引き起こす可能性があります。そのため、周りの人が理解を示し、適切な配慮をすることが重要です。
①生活音ってなに?
生活音って何っていう人もいるのではないでしょうか?一般的には下記のようなタイプです。
生活音とは、人が日常生活を送るうえで自然に発生する音を総称して呼びます。 足音や話し声はもちろん、テレビの音なども含まれ、隣人などがクレームを入れるほどの音となると生活騒音と呼ばれるようになります。
引用元:生活音がうるさい人
②独り言が増える
仕事に集中しすぎていて、周りが見えていないことはありませんか。
「自分の世界」に入り過ぎていると、つい「あっ」「まずい」などの心の声を発していませんか?
感情が乗った独り言は周囲の耳に入りやすいことが多いようです。職場での周囲は我慢していて仕事上の会話のリズムの中に「ない」音だからです。
あなた自身がそれほど大きな声で発していないと感じていても、周囲が体感する音としては大きな音として耳に入ることがあります。
③足音がうるさくなる
足音もまた、不快に感じやすい音の一つです。特にヒールや革靴などを履いている場合音に注意が必要ですね。
外でも家の中でも思うがまま振舞って生きているせいか、歩くときはかかとで勢いよく床を鳴らし、ドアの開け閉めは片手で思い切り確実に閉じる勢いで閉めてしまうこともあります。
音は強風でドアが閉まったときのように「バッターン!!」と家中に響き渡る音量なのです。静かに歩くことや物を丁寧に扱うことが本人では気づくことができません。
敏感な方からすれば、足音だけで人を特定できるケースもあります。もし足音だけで気づかれた場合は、普段の歩き方に注意が必要なサインかも知れません。
④騒音が伴う音
騒音が大きく周囲にまで伝わってしまう場合もあります。「動作が終わるまで手や足を添えていない」ことで起きやすいです。「放り投げる」ように動くことで、音が雑になり不快に感じさせる音になってしまいます。物を動かすときは、最後まで手の力を添えましょう。
- マウスをデスクに バンバンと叩きつける。
- 指先でデスクをタタタンと叩く
- 紙をめくる音
- 洋服のロッカーなどの戸を「バン!」閉める
⑤引き出しの開け閉め
引き出しを雑に開け閉めも金属特有の「高い音」が不快な音になりやすいです。
動作の最後まで手を添えるようにしましょう。足で押して閉めるなどはいけません。
⑥キーボードを打つ音
「カタカタッタンッ!」と鳴り響くキーボードのタイピング音です。パソコンのキーボードを打つ音もその人の「性格」が出やすいです。特にエンターキー(Enterキー)の押し方には注意が必要です。
さ中には、「もしかしたら自分のキーボードもうるさいかも?」と気になる方もいるかもしれません。
キーボードの打鍵音がうるさい人の中には、ストレスを抱えてイラつきをキーボードにぶつけてしまう人もいます。「タンッ!タンッ!」と、必要以上に力を込めてタイピングしているように見える人もいますよね。
ちょっとしたストレスを抱えていて、気持ちがタイピングに移ってしまっているのかもしれません。
アスペルガー生活音がうるさい?生活音がうるさい人の対処方法
①集中力や体調を整える
「不快な音を減らすこと」に意識を向け続けられるよう、体調は常に意識しましょう。
ADHDの特性は、脳の神経伝達物質の働きによって起きます。
これを調節してくれるのが、服薬です。
集中力を整える工夫も必要になる場合があります。集中力キープ法を作っていきましょう。
②周囲におしえてもらう
自分で発する音で迷惑をかけていないか気になると思ったら余計にきになってしまい仕事に集中ができなくなってしまう可能性があります。
その場合には職場仲間に教えてもらうにお願いする方法もあります。
音が不快だと思っていても直接はいいません。人に指摘をすることは、それだけ労力を要します。言ったことでトラブルにもなりたくはありません。その後の関係に支障が出たりするのを望まないからです。
そのため「指摘してほしい」とお願いすることはよいかもしれませんね。
意外なところを指摘されて、動揺してしまうかもしれません。文句を言わずに受け入れる姿勢が必要なのです。
③自分自身を録音する
自分自身を録音して聞いてみる方法もよいでしょう。自宅などで普段どのような音を発しているか、確認することで客観的に音を聴くことができます。
自分自身の特性の気づきにつながることもあり、工夫を検討することもできるかと考えられます。
④音が響かないツールの用意
自分で気を付けることで解決が難しい場合は、音が鳴りにくいものを選んで使うことで防ぐことができます。
- 足音が響かない靴底の靴を選ぶ。
- キーボードにビニール製にシートをひく
- 振動を抑えるテープ
道具でカバーする方法があることを覚えておきましょう。
アスペルガー生活音がうるさいでよくある質問
まとめ:アスペルガー生活音がうるさい?わざと大きな音や足音を立てる人は病気なの?
いかがでしょうか。【わざと音を立てる人は病気なの?】生活音がうるさい人の心理?ADHDはキーボドがうるさい?についておつたえしました。
職場でのコミュニケーションを増やし、お互いのことをある程度知っておくのが理想です。
互いについて深く知る場にはならなくても、他人と話す機会が増えれば、各自が自分を客観視するきっかけにもなります。
いつまでも解決法が分からずに一人で悩んでいては、適応障害になってしまうおそれがあります。上司や職場の仲間と相談し早めに解決を目指すことも必要かもしれませんね。
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